中華な宿の 不思議な一夜





微妙な外観にドン引きして(龍宮てあんた…) チェックインを躊躇していると






8年前上海から淡路島へやってきて 独学で日本語を学んだという

とてつもなく親切な中国人の支配人が フロントで出迎えてくれました



手渡された部屋の鍵を見て 胸が高鳴る烏龍家



胸騒ぎ的中列伝 第一弾






わざわざ 英語にルビを振って読み方をガイドするという

親切にも程がある手間をかけたというのに…



的外れ










そもそも…淡路島にやってくる人の70%以上は

「PRIVATE」という英語を読めるんじゃないの?


誰?誰用?何じん用のルビですか?等の疑問は この際胸にしまいましょう




つまりこの部屋は「プライベートルーム」という名前ではなく


「プラベトルーム」なのですよっ!奥さんっ!!!







到着早々 いい感じのジャブに高鳴る鼓動は抑え切れません


「夕食まで時間があるから 温泉でも入って来ますよ」と申告すると

「フロ ココ」と プラベトルームの浴室を指差す支配人



いやいやいやいや…そーじゃなくて でかい風呂ですやん



「キョウ オキャク フタリダケ フロデンキガス5マンエン トテモタカイヨ デキナイヨ」





…なんて?







大丈夫!慌てることなく腹のポケットから「ほんやくコンニャク」を ひっぱり出してパクリ


おぉぉ !! わかるわかる







ほんやくコンニャクのおかげで すっかり打ち解けた支配人と私

そりゃそーだよ 客二人に5万の風呂じゃ赤字だよ…



それにしても… 日割り?日割り計算な経営かよっ!

などのツッコミは そっと包んで胸にしまっておき



じゃせっかくなんで写真だけでも撮らせてよ とお願いして

幻の高級大浴場を さんざん撮らせてもらいました






「キノウもオトトイもソノマエも ズット満室ダッタケド キョウだけはアナタタチだけヨと支配人







絶対うそだよね













「飲み物は何にシマスカ?」と訊ねられたので 調子に乗って

持込みのワインを飲んじゃだめですかねぇ?」と

大胆不敵な大勝負に打って出てみた








いいのっっ?

( ̄□ ̄;)!!





ここの支配人は 何をどうしようが「イイヨ」と受け入れてくれる 器のでかい人間です


しかし 大浴場を沸かすことだけは なにがなんでも断固拒否しますがね






シェフと一緒に日本にやってきた「シェフ嫁」が満面の笑みでサーブしてくれます






あれ…






これでヨシ と







あまり日本語がままならないシェフ夫妻と

ほんやくコンニャクのストックが切れた烏龍家とを繋ぐ
唯一の共通語は「烏龍」








「黒烏龍」のCMでしか聞いたことないような

流暢で本格的な「烏龍」の発音を初めて聞きましたよ










食事のあと「カラオケルーム使えるの?」と支配人に聞いてみたら


「今はカラオケルームのママがイルカラ お金がカカリマス

デモ 8時にナッタラ ママが帰るノデ お金がイリマセン



「ママが帰ったら部屋に呼びに行くノデ シェフ夫婦と私と烏龍家で

秘密のカラオケ大会ヤリマショウ!タノシミね〜〜♪」って…






いいのっ?







カラオケルームのママが帰った後 仲良く3人で誘いにやって来てくれました








「これほど中華な宿なのだから 明日の朝食はきっと中華粥に違いない!」

という 確信に満ちたお楽しみを胸に… 不思議な夜は更けてゆく





胸騒ぎ的中列伝 締めくくり





ツッコミどころ満載な 中華な宿の 中華な一夜


大小様々な宴会場があるので

イヌの中華オフ会なども どんどこい!
だそうです


あまり激しくお勧めは致しませんが

この自由で奇妙な一夜を体験してみたい!などという

チャレンジ精神に溢れたかたがいらっしゃいましたなら

風呂を沸かしてもらえる5人以上の団体様で挑まれることと

事前にドラえもんに連絡を取って ほんやくコンニャクを

入手しておくことを是非お忘れなく!と付け加えておきますよ



チャイナガーデン ミユキ






NEXTへ続く

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